歌野晶午

2008年05月05日

歌野晶午「長い家の殺人」

歌野晶午「長い家の殺人」長い家の殺人 (講談社文庫 (う23-11))

あの「葉桜の季節に君を想うということ」の歌野晶午のデビュー作が、新装版として講談社文庫から出たことを知って、期待度100%で読みました。「葉桜〜」ほどの衝撃はないけれど、これがデビュー作ならその後の活躍はうなずけます。


この「長い家の殺人」には、冒頭に、作者からの「新装版刊行にあたって」というメッセージがあり、あとがきには歌野晶午を見出した島田荘司氏からの推薦の言葉があり…それを読むだけでも、作家がこの世にデビューし、小説がこの世に生まれることの奇跡のようなものを知ることができて興味深いなと思いました。


----<以下、若干のネタバレがあるかもしれないので注意!>----

プロローグを読んで、わかったつもりになっていて騙され、トリックがなかなか見破れなくて歯軋りし…(でもね、種明かしの場面の前に、私は「そうか!」とわかってしまったけれど。だいぶ後半になってから)


で、思うのは、「葉桜〜」にしても「長い家の殺人」にしても、この作者はタイトルにある意味で答えをつきつけているのだなと。

まだ、読んでいない作品がたくさんあるので、歌野晶午のミステリーを楽しみに読み続けようと思っています。


kyoko0707k at 18:15|PermalinkComments(1)TrackBack(0)