2008年03月30日

しづ心なく 花の散るらむ

青山善光寺



「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」

桜の季節になると、紀友則のこの歌が思い出されます。うららかな春の日差しと満開の桜の美しさ、なのにどこか悲しくて、心の中がざわざわとするのはどうしてでしょう。

上の写真は青山の善光寺の桜。先週の木曜日、取材の途中に立ち寄りました。はるか20年以上も前の大学時代、授業が終わると246を急ぎ、バイト先のウェンディーズへと向かう途中に、いつもこの前を歩いていたというのに、善光寺に立ち寄ったのは、わずか1〜2回だったような気がします。まして、桜の季節に訪れたこともなく、ずいぶんもったいないことをしました。

飯田橋→市ヶ谷の桜


携帯のカメラで夜桜を撮るのは難しいですね。金曜日の夜、神楽坂でごはんを食べた後、飯田橋から市ヶ谷へとそぞろ歩き、夜桜を楽しみました。

夜の風は冷たかったけれど、暗闇に浮かぶ淡いピンクの花はやはり美しい。おいしいごはんを食べた後での夜の散歩となればなおさらです。

井の頭公園の桜


井の頭公園の桜2


昨日は満開の井の頭公園へ。あいにくの曇り空でしたが、まるでラッシュアワーのような人ごみで歩くのも大変でした。

でも、こうしてまた今年も桜の季節がやってきたのだなあということ、そして、それを見ることができたのだなあという感慨は、日本人なればこそ。

3日連続で、都内各地の桜をめでることができたこの春は、私にとって思い出深いものとなるに違いありません。桜を思い出すとき、そこに一緒にいた人のことや話したこともよみがえり、私の心の中にずっと刻まれていくことでしょう。

今日は冷たい雨。あと何日、咲いていてくれるでしょうか。


kyoko0707k at 18:27│Comments(2)TrackBack(0) つれづれなるままに 

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この記事へのコメント

1. Posted by かに   2008年03月30日 22:44
5 桜って不思議な力がありますねぇ。。

8年くらい前のこと。

 広島の平和公園の川べりで桜がとてもキレイに花開き、急遽同じ職場のオジサンが花見弁当を8個ほど手配して、どこから持ってきたのか、ブルーシートを敷き、お昼に花見をしたことがあります。

 あるオジサンが、「日本人が花見が好きなのは、桜がみんなこっちを向いて咲いているからなんだよ。」そう言われて、みんなで桜を見ると、ちゃんとこっちを向いて花開いていました。

 普段、オジサン達と仲良くやっていたわけではないけれど、みんな笑顔でお弁当を食べました。

 私も桜の季節のたびに思い出します。

2. Posted by sally   2008年03月31日 01:05
◎かにさん

素敵な思い出を寄せてくださってありがとうございます。

> 日本人が花見が好きなのは、桜がみんなこっちを向いて咲いているからなんだよ

そうだったのですね。今度、ちゃんと一輪一輪を見てみなければ! 

…かにさんと、こうしてブログを通じてお話できることをとてもうれしく思います。

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