2007年05月19日

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」

葉桜の季節に君を想うということ


「2004年版このミス第1位」のほか、各賞を受賞した話題のミステリー、歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」がようやく文庫化! 待ちに待った作品だったので、発売を知り、本屋さんに飛び込んで買いました。

ネタバレになってしまうといけないので、詳細は書けませんが、ほほー、ふふーん、へぇー、なるほどー。最後まで読み終わる前に400ページを過ぎたあたりで、最初から読み直し、最後まで読んだのにまた読み直し、一つ一つに納得した次第です。

賞をとったのに、この作品は賛否というか好き嫌いの評価が分かれるようですが、私はとても好きです。驚かされたし、おもしろかったし、単に「やられた!」感があるだけでなく、これから生きる勇気と元気を与えてくれる作品だと思います。

ミステリーのトリックとか、これまでにこうした作品があったかどうかとか、そんなことにこだわる人はイチャモンをつけたくなることもあるのかもしれませんが、純粋にエンターテインメントとして楽しみ、歌野氏が作品の主題として訴えかけているメッセージに共感するという読み方をしてもいいのではと。

うーん、これ以上書けないのが辛い! 読んだ人と話すしかないのは、内容は違うけれど荻原浩の「噂」にも通じるかも。まだ、読んでいない方、ぜひ!

kyoko0707k at 14:43│Comments(2)TrackBack(0) 本のこと 

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この記事へのコメント

1. Posted by maru   2007年05月22日 23:31
おもしろそうですね〜 今度、買ってきます♪
そうそう、ケータイ小説にトライしてみまして、柴田よしきさんの、練と麻生の共同生活のお話をダウンロードしてみました。まだ読んでないのですが…^^; ケータイ小説って抵抗があるのですが、好きな作家さんのお話だと、誘惑に負けちゃいます。。読んだら、どこかに感想をアップします♪(どこかにって…^^;)
2. Posted by paulbunyan   2007年06月02日 00:48
sallyさんのコメントを読んでいたら、俄然気になってしまいました☆週末本屋さんで買ってきます!

読んだらまたご報告しますね(^−^)

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