2006年02月27日

浅田次郎「月のしずく」

またまた、浅田次郎の短編集に泣かされました。電車の中で読んでいて、「ここでは泣けない」と思いつつ、こらえ切れずに涙が一筋。さまざまな“二人”がいて、さまざまなドラマがあって、どれもホロリとさせられる7つの作品が集まった「月のしずく」。

舞台が表参道だったからか、主人公の年齢が私と同じだったからか、特に「聖夜の肖像」は胸にひりひりと痛く、心にしみる作品でした。詳しく書くと物語を読む楽しさがそがれると思うので避けますが、主人公・久子の心の揺れが手に取るようにわかり、それに対する夫の様子に深く心を打たれました。物語のしめくくりもさわやかです。

一編ずつ、大切に味わいながら読みたい短編集です。


月のしずく


kyoko0707k at 19:14│Comments(2)TrackBack(0) 本のこと 

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この記事へのコメント

1. Posted by みゅう   2006年03月11日 11:05
ご紹介、ありがとうございます。
読みたい!読みたい!絶対読みたくなりました。
2. Posted by sally   2006年03月13日 00:56
☆みゅうさん

たぶん、この本は母とか妻とかそんなことを抜きにして、一人の女性として読むのがいいのかなと思います。
みゅうさんが読み終わったら、どの作品がいちばん心に残ったか、聞いてみたいです。「myu's Life」でぜひ紹介してくださいね。

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