2005年11月03日

稲葉稔「天国への片道切符」

ひょんなことからブログをのぞくことになり、今ではちょくちょく私のブログにもコメントを寄せてくださっている稲葉稔さんの作品「天国への片道切符」を読みました。

前回読んだのが、先生の時代小説。今回は、実在した俳優の“赤木圭一郎”がモチーフになっている小説です。彼の経歴などを元に、フィクションとして読み応えのある物語に仕立てられており、さまざまな引き出しを持っていらっしゃるのだなあと感心してしまいました(…ちょっと僭越な発言でしたね、先生ごめんなさい)。

桐生順平という、赤木圭一郎と同じ時代を生きたカメラマンの回想という設定なので、私のように「赤木圭一郎」を知らない世代でもぐいぐい引き込まれます。桐生順平自身の生き方や、迷いや苦悩の部分に、とても共感できるのもこの作品の魅力だと思いました。

今度DVDを借りてきて、赤木圭一郎が出演する作品をじっくり観てみたいです。

天国への片道切符


kyoko0707k at 17:37│Comments(2)TrackBack(0) 本のこと 

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この記事へのコメント

1. Posted by minoruinaba   2005年11月07日 08:36
トニーが、天国から感謝しております。
<(_ _)>!(^^)!(^O^)
2. Posted by sally   2005年11月08日 02:43
>稲葉先生

いつもコメントありがとうございます。
本を読んだ後で、昨年12月ごろの先生の日記を拝見して、この作品が出来上がるまでには、いろいろとご苦労があったのだなあと、感慨深い思いでおりました。
トニーのお墓参りにも出かけられたのですね!

新しい作品の「悲しくてやりきれない」も、とても楽しみにしています。そうそう、「裏店とんぼ」の続編もお願いしますね!

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