2005年10月08日

浅田次郎「椿山課長の七日間」

朝日新聞連載の頃から話題だったという浅田次郎さんの「椿山課長の七日間」を読みました。プリズンホテルやポッポ屋など、その名前は知っていたし、映像世界ではおなじみでしたが、浅田作品の本で読んだのは初めて! 

さすがですねー、困りましたねー、通勤電車のラッシュの中だったからいいものの、この本を読んでいて、こらえてもこらえても涙があふれた場面が3カ所。お涙頂戴の話ではなく、ユーモア満載の軽快な話なのに、私の涙のツボに思いっきりはまりました。

46歳で死を迎えてしまった百貨店勤務の椿山課長が、現世に思いを残して7日間(正確には3日間)だけ、姿を変えて再び俗世間に戻る話です。

あまり語りすぎるとネタばれになって、これから読む方の興をそぐことになるので控えますが、とにかく「おじいちゃん」がすごいです。私が泣いたのはすべて、この椿山課長の父(おじいちゃん)の登場場面ですから。

ラストシーンには、若干の「ものいい」がありますが(武田&おじいちゃんをどうしてそんな目にあわせるの?というあまりの理不尽さに。いくら本人たちが納得しているとしてもそれじゃあんまりじゃないかという哀しさに…)

今、書店では、この作品のコーナーができているほどの力の入れようですが、決して「売らんかな」の商売ではないことをsallyが保証します。どうか、お読みください。そして、感動のひとときを味わってください。

あ〜、これでしばらくは「浅田次郎月間」に入りそうです。


椿山課長の七日間


kyoko0707k at 22:05│Comments(0)TrackBack(0) 本のこと 

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