2007年10月
2007年10月29日
「能率手帳の流儀」と「佐藤可士和の超整理術」
ちょっと読んでみて!と紹介したい小説がたくさんあるのですが、まずはこの2冊から。
「佐藤可士和の超整理術」は、言わずと知れたベストセラー。装丁も自分で手がけたというこの真っ白な本が書店に積まれていると、かなり目立ちます。で、私も思わず手にとってしまい、「仕事を取り巻く環境がみるみる快適になっていくのが実感できるはず」という帯の言葉に惹かれて買ってしまいました。
佐藤氏もLAMYを愛用していることにへぇーと思い、まずはカバンの中身を整理しなさいというあたりに「はい、そうします」と反省し、仕事をする場合クライアントの思いを整理することが大切という言葉に、ふむふむと思ったのですが、「超整理術」というタイトルほどのインパクトには欠けたように思いました。いや、単に私の受け皿が足りなくて、奥深いところまで読みきれていないのかもしれませんが。
「能率手帳の流儀」は、日本能率協会マネジメントセンター代表取締役会長の野口晴巳氏の著作。この本には、巻末に能率手帳のページ構成が載っているだけで、「活用術」の本にありがちな図版はいっさい出てきません。けれども、とてもわかりやすくて、共感できる点がいっぱいあって、「読んでよかった!」と素直に思える1冊でした。
私が使っているのは、佐々木かをりさんが自ら使い、自社のサイトで販売をしているアクションプランナーですが、佐々木さんが提唱する手帳術よりも、野口氏の言っているやり方のほうが、私に合っているように思います。
佐々木さんは、手帳を使うときの姿勢が未来に向かっています。あの案件とこの案件を成功させるには、先々の時間をどのようにマネジメントしていくかが大切なのだと。そして、それに向かってまい進していくことだと。だから、佐々木さんは「時間活用管理術」のような言葉を多用しています。
一方、野口氏は、手帳というのは過去を振り返って反省したり、考えたりすることが一番大切なのだと。だから、毎朝、昨日の出来事を振り返って、ちょっとしたことでもいいから手帳に書いておきなさいと提唱しています。手帳にはスケジュールを書いておくだけではないのですよと。
「書く」ことは、考えること。「振り返る」ことは、未来に向かうこと。
この考え方、いいなあと思いました。私は、佐々木さんのようにバリバリに仕事をしていくタイプではないので、先へ先へと少しの時間も無駄にしないでタイムマネジメントをしていくというやり方だと、心身ともに疲弊してしまうのだと思います。
だから、一歩進んでは振り返り、反省し、また少し進むことを許してくれるような「能率手帳の流儀」の穏やかな語り口調にはとても安心感がありました。
でも、決して野口氏がのんびりと毎日をおくっていたわけではなく、挫折感を味わうことがあったりしながらも、常に前進されていた方なんですよね。だって、代表取締役会長まで務められている方なのですから。
いずれにしても手帳にはいろいろな使い方があって、どれが正解ということもないのでしょう。みんな自分に合った使い方を探しているので、手帳術のような本が人気なのでしょうね。
私はアクションプランナーを来年も使う予定だけれど、その使い方は“能率手帳の流儀”でいきたいなと思います。
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P.S.
ちなみに、この「能率手帳の流儀」のことは、LiberaJoyさんのブログで知りました。こちらにもとてもいいことが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
>>>Pusupin Diary 「手帳シーズン開幕」
2007年10月28日
OXO(オクソー)のピーラーの使い方
今まで使っていたのは、よくあるY型のもの。引き出しから出すときにどこかに引っかかってしまって、力づくで引っ張ったら、刃の部分が取れてしまい、使えなくなりました(涙)。
そんな折に、ある家電メーカーの新製品発表会で写真のようなピーラーをもらったので、「おお! これはいいじゃないか」と喜んで使ってみたのですが、いかんせん使いづらい。夫に、「これって有名なOXO社のやつだけど、使いにくいねぇ」と言いながら、人参の皮をむいていたら、「それってぺティナイフみたいに手前にくるっと回して使うものなんじゃないの?」と。
は? 本当に?
私はまるでゴボウのささがきをするみたいに向こうに刃を動かして使っていました!
なるほど、ぺティナイフね。で、さっそくやってみたら、いい感じにできました。
と、これで一件落着のはずなんですが、さっき念のために調べてみたら、このピーラーは、トマトやフルーツなどの皮を薄くむくためにあるものらしいですね。人参やジャガイモの皮をむくときに使っても間違いではないと思うのだけれど。
なので、これからトマトを買ってきて、いつもは皮をむかないトマトの皮をむいてみたいと思います。
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P.S.
トマトの皮むき、やってみました。確かにきれいに薄くむけました。皮をむいたトマトはドレッシングとよくなじんでいつもよりおいしかったような…
いい道具も使い方を知らないと宝の持ち腐れになるようです(って、私の使い方があまりに突飛だっただけかも)
2007年10月24日
うれしい贈り物♪
カエルのは、私がカエルグッズを集めていると書いたのを読んでくれたのですね! ありがとう。で、もう一つは、『sallyさんのイメージだったんです〜』とのこと。私の超天然キャラを知ってるはずなのに、こんなに落ち着いた女らしい柄のが私のイメージだなんてうれしいです。
手ぬぐいについていた『平成 今様手拭い使い番付一覧』というのがおもしろくて、横綱は「おしぼり」と「ふきん」、大関は「御披露目」と「引出物」、関脇が「コースター」と「ランチョンマット」なんですって。
ここまではわりと普通だけれど、小結ともなると「C・I」と「グラフィックアート」、前頭には「トランクス」や「バンダナ」、「おしめ」なんていうのが登場。「人助け」や「てるてる坊主」もありました。
私はどうやって使おうかな。額に入れて飾りたいような気もするし、柔らかな手触りがいい感じなのでハンカチでもいいかも。
贈り物って誕生日やクリスマスだけのものじゃないんだなって、あらためて思いました。本当にありがとう。
2007年10月23日
エビのトマトクリームパスタ、ルッコラ添え
もう家族4人がそろって食卓を囲むことはめったにないのだけれど、金曜日もしくは土曜日はパスタを4〜5種類、作り続けています。
最近はどんなメニューもすでに定番化しているので、わが家にとって目新しいパスタがそんなになくて、わざわざご紹介するほどではなくなってしまった感じ。オリジナルメニューをもっと増やさなくちゃと思います。
そんな中で先週の「エビのトマトクリーム」は玉ねぎをよく炒めてから作ったホワイトソースにパルミジャーノ(チーズ)を加え、さらに生のトマトを刻んで酸味と香りをプラスした手のこんだソースで、なかなかおいしくできました。最後にルッコラをのせたのも正解だったみたい。
エビと生クリーム、パルミジャーノ、ルッコラ…けっこう食材にお金をかけているので、パスタの日は贅沢な日かも。
ちなみに、このほかのパスタは「なすとズッキーニのトマトソース」「たことアスパラのアーリオオーリオ(ガーリックオイル)」「昆布茶と青ネギ」「ソーセージたっぷりのカルボナーラ」でした。
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P.S.
そうそう、「門前の小僧、習わぬ経読む」とはよく言ったもので、週末に外出先から帰宅すると、いつもこのブログにも登場している料理好きの次男ではなく、長男のほうが、どうもパスタを作った様子。
トマトのホール缶の空き缶や、唐辛子の袋、ニンニクのかけらやパスタの袋、オリーブオイルの瓶が出しっぱなし(!)だったので、わかった次第。
レトルトのカレーを温めるか、冷凍のピラフに目玉焼きをのせるくらいしかやらないと思っていたのに、パスタはきちんと作るように育ったらしいです。
2007年10月21日
LAMYサファリ2007モデル
私の衝動買いとしては、けっこう高い買い物だったかも。だけどとても気に入っているのでいいんです。
ペンケースまで買ったのは、今までに気に入っていたのが2つあるのだけれど、1つめを長男に取られてしまい、2つめを次男に取られてしまって…。「それいいね」と言われて、なんだかうれしくなって、「あげようか?」と気前よくプレゼントしたというわけ。息子に文房具系の趣味をほめられるっていうのはうれしいじゃないですか。
で、LAMYの話に戻りますが、実は今話題の本、「佐藤可士和の超整理術」をこの間、読んだら、佐藤可士和氏もLAMYの愛用者なのですね!
『ラミーの赤万年筆は、原稿やラフを大幅修正するためのもの。さらりとした書き味が気持ちいいのです。修正というのは基本的に楽しくない作業なので、少しでも気分が軽くなるよう、普通の赤ペンではなく、この万年筆を使っています』(以上、『佐藤可士和の超整理術』より抜粋)
なので、2007モデルのホワイトのラミーには、これまでどおり、明るいブルーのインクをいれて、2006のブルーのラミーには、赤のインクを入れて使ってみようかなと思っている次第。サラサの赤の出番がなくなってしまいますね。
ちなみに、私が「赤」を使うときは、修正のときではなくて、より強調したいことや、しっかり覚えておきたいことなどを書き留めるとき。ときおり、自分の原稿をプリントアウトして、それに赤字を入れることもあるけれど。
毎日、持ち歩く仕事道具が自分の気分にぴったりのものだと何だかうれしくて、より前向きに仕事に取り組めるような気がして。
いつだって機嫌よく、自分らしく、輝いていたい―そう思います。
2007年10月20日
私の仕事道具3 点セット
Rollbahnのノートは7冊目くらいになるのだけれど、今使っている紺色のものがもうすぐ終わりそうなので、ピンクのをすでに購入済みです。
サラサの赤ペンも変わらず愛用しているものの、最近は取材のときも打ち合わせのときもラミーの万年筆の出番のほうがグンと増えてしまいました。
「sallyといえばRollbahn」というイメージが浸透しているみたい…とは常々思っていたのだけれど、先日、夫がRollbahnとラミーの万年筆を買ってきたのにはびっくり。私が愛用しているのを知っていて、ものすごく使いやすそうに見えたんだとか。
でもね、このノートと万年筆の相性ってとてもいいみたい。ペンの滑りがいいし、クリーム色のノートの色がとても好き。それにデザインが素敵なのに高すぎないのもいいかなって思っています。
2007年10月19日
熊谷から秩父鉄道に乗って
驚いたのは熊谷駅ですでに相当寒く、秩父鉄道で山のほうに向かうに連れて、電車の中にいてもわかるほどに気温が下がっていったこと。取材の合間にそのことを話題にすると、秩父の山は都心から遠くないけれど10月10日を過ぎれば冬山になるのだそうな。
昨日も秩父鉄道の車内には60代くらいのグループがいくつも乗っていて、みんなトレッキングを楽しむような服装をしていました。まだ紅葉には早いと思っていたけれど、山は紅葉まっさかりなのですね。
運がよければSLが走っている様子を見られたのに、残念ながら帰りも遭遇せず…。
でも、ものすごく勉強になって得ることの多かった一日、たぶん生涯忘れることがないだろうなと思います。
2007年10月14日
ブリキのカエルと、この間ナンパされた話。
って、今日のタイトルが意味深なので気になっている人も多い…かな?
いえ、先週、打ち合わせで茅場町付近にいたのですが、その日に限って、午前中は相棒のastyと別行動で打ち合わせをしていて、お昼ごはんを食べる時間もなく…。だけど、途中でお腹が鳴ったら恥ずかしいので近くのカフェでサンドイッチを大急ぎで食べていたのですが、そのときから何となく気になる視線があったものの、「あと10分しかない!」と、クライアント先まで足を急がせていました。
ん…誰か後をつけてくるような? まさかね? 昼間だし、それに私、40+●歳だし。
第一、時間がないのでそんなことを気にしている場合じゃなくて、仕事モード全開でハイヒールの音を響かせて歩いていたら、後ろから急接近してきた人が私の顔をうかがうように覗き込んで、また足をゆるめ、もう一度のぞきこんだと思ったら
「よかったら、一緒にお茶をのみませんか?」
「は? 私、これから仕事ですぐそこで打ち合わせがあるんです」
「それは残念だなあ。タイプなのに。せめて電話番号だけでも教えてもらえませんか?」
「え? 私はこれから仕事なの! とにかく急いでるんだから、ごめんなさい」
相手は30代前半くらいで、スーツを着ているわけでもなく、とにかく冴えない感じでまいりました。第一、こんなシチュエーションで声をかけるというのって、今でもあるのかしらとびっくり。
たぶん、近眼だったんだろうなあ。私の年齢と、近くで見た私の実像を知ったら「しまった!」と思っただろうなあ。
それにしても、声をかけてきた人がもう少しかっこよかったら「私もまんざらでもないかも♪」ってうれしくなれたかもしれないのに、かえって落ち込みが激しくて(苦笑)。まっ、この年でちゃんとした女扱いをされたことだけでも喜ばしいことなのかもしれないけれど。
2007年10月10日
私のまわりのカエルたち
水色のぬいぐるみは、ピクルス ソフトビーンズドール。仕事の途中で雨に降られて、地下鉄の銀座駅B6出口近くのバラエティショップに傘を買いに立ち寄って、一目ぼれ。現在、私の机の左前方にいつも腰をかけていて、ふわふわの手触りとにっこり笑顔で癒してくれています。
左下の緑のカエルは、相棒のastyからもらったツボ押し。木でできているので見た目の鮮やかさよりもずっと素朴なカエルくんです。
つい最近、仲間入りしたのが、タケヤマノリヤ氏のデザインによるプーリーズ・フロッグマンのストラップ。フロッグリンともいうらしいのだけれど、正しいのはどっち? リラックスできる理想のプールを求めて歩き続けているんですって(でも、もしかして、案外すぐそばにあるのでは? 理想を追い求めてすぐ足元が見えなくなることってあるものね)。
ハロウィンバージョンで大きなフエルトのかぼちゃのモチーフがついてきたのだけれど、このかぼちゃは取り外して、私の携帯で揺れています♪
そのほかにも、わが家の玄関の外には、ブリキでできたカエルの置物があったりして(しかもけっこう大きいんです)、訪れた人をまずはこのカエルがお出迎え。
風水的にはカエルってどうなんでしょうね? 誰か知っていたら教えてくださいまし。
2007年10月09日
次男と合作の「黒糖&紹興酒の焼き豚」

あらまあ、写真のようにきれいに焼き豚が盛り付けられて、油揚げとわかめとねぎの味噌汁がいい香りをたてていて、炊飯器には、炊き上がりまであと5分の表示が。「何これ、夢みたい〜♪ 『小公女』のお話みたいよ〜♪」と叫んでいると、テレビを観ていた次男が登場し、「こんなんでいいかな」と。
焼き豚は、黒糖と紹興酒としょうゆを使って、夜のうちに私が作っておいたものだけれど、ぐるぐる巻きにしたタコ糸をはずしたり、切ったりするのって、結構大変なんです。手が脂でベトベトになってしまうし。それに盛り付け方が何だか新鮮。しかも味噌汁とごはんがもう出来てるなんて!
来月には20歳になろうというのだから、時間があるときにはこのくらいやるのが当たり前なのでしょうが、うれしかったです。
「持つべきものは息子だねぇ!」と次男の頭をなでながら言った私に、「今度、また一緒にてんぷら揚げようね」と次男。1年半くらい前に二人で挑戦して以来、すっかりご無沙汰の天ぷら…
料理は好きなんだけど、ずっと昔の失敗がトラウマになっていて、天ぷらだけは大の苦手なんです。息子よ。今度、また挑戦するので、そのときにはよろしく。
2007年10月02日
秋になりましたね。
6月に銀座の並木通り沿い(それも駅から3分くらいのところ)に打ち合わせスペースを借りて、年頭に宣言していた「銀座に事務所!」というやつを、とりあえずクリアしました。7月には名刺も新たに作りなおして、銀座の住所と電話番号に変更。
そのころから、何だか運気が変わってきたみたいで、新しい風が吹き荒れて大忙し。そういう毎日がうれしかったものの、残暑がいつまでも続くころには、ちょっと心が疲弊してしまいました(体もなんですが、それ以上に心がね)。
でもね、2日ばかり遅い夏休みをもらうことができたことや、「移動中にまで仕事をしないこと。せめて気分転換に大好きな読書をするように」という息子のアドバイスもあって、むくむくと前向きな心が戻ってきて、「うーん、がんばるぞ!」とあらためて思っているこのごろです。
どんなことがあっても―午前0時に豚カツを揚げたり―ごはんづくりを疎かにしてこなかった私が、先週なんてピザの配達をお願いしたんですから、まったくあらあらです。でも、金曜日(週末)のパスタはちゃんと続いていますけどね。
で、今日は本当に久しぶりに家で自分のペースで仕事ができたので、コトコトとミネストローネを作りました。しかし、このブログに何回登場したことでしょう、ミネストローネ。今日のは、ベーコン、ニンニク、玉ねぎ、セロリ、人参、大根、キャベツ、ナス、トマト、ひよこ豆、パスタ入り。
最初は中くらいの両手鍋で作っていたのに、材料を加えて炒めていくうちに、にっちもさっちもいかなくなって、パスタをゆでるときの寸胴鍋みたいな大鍋に変更。いつものことだけれど、スープというより“野菜と豆の煮込み”みたいな状態になりつつも、今日みたいな肌寒い日には、ほっこり幸せだなあと思いながら、おいしくいただきました♪
「そんなにしゃかりきに毎日更新しようと思うとまたお休みになっちゃうでしょ。1週間に1回の更新でいいから復活させてよ」そんなうれしいことを言ってくれる人がいまして、というかずっとお休みしている間も、毎日のアクセス数を見てみたら驚くくらい多くて…
なので、気張らずにのんびり更新していこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。